「うきは市筑後吉井伝統的建造物群保存地区保存計画及び保存修理工事」
(うきは市教育委員会,1996年9月〜現在)
在郷町として栄えた筑後吉井に設定された伝統的建造物群保存地区の保存計画で、緑と水と白壁土蔵の町家が織り成す景観特性を維持するため、景観誘導帯と二種の土蔵造と真壁造の伝統的様式を用意した基準から成るきめ細かな修景基準を設けた点で特徴付けられる。この保存計画に基づいて1996年12月、筑後吉井は国の46番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定。
保存計画の策定、保存修理工事及び修景工事の指導は、都市環境研究室との共同作業の成果です。町の担当者は都市環境研究室OBの小田好一さんです。
保存計画の詳細は『筑後吉井修理・修景マニュアル』(2000年3月、吉井町教育委員会)を参照。修理工事の詳細は『吉井の町並み保存』(吉井町教育委員会、2005年3月、pp.78-113、115-116)を参照。

保存計画を収めた修理・修景マニュアル |