「平原歴史公園内旧藤瀬家住宅移築再建工事」
(前原市曽根、2006年3月)
平原歴史公園内に移築された旧藤瀬家住宅の移築再建工事で、江戸後期に増築された書院座敷部を持たない元文2年建築当初の姿に復した。押板を備えた広間と広大な土間から成る中世的な閉鎖的空間に、天井と床に格差を備えた空間を付加した近世的な開放的空間が付加されている。建築年代が明確な九州最古の貴重な民家の資料として、平原遺跡のガイダンス施設として多角的な活用が期待される。前原市文化財に指定。
設計監理は中桐造園研究所が担当。
詳細は『神在藤瀬家住宅(2)─福岡県前原市旧藤瀬家住宅の移築復原工事の報告』(前原市教育委員会、2006年3月)参照。『文化財ニュース』Vol.5、pp.1-6(2006年3月、前原市教育委員会)収載。 |